茨城県大洗の名物「あんこう鍋」が忘れられません。

私にとって冬の代表的な食べ物と言えば、やっぱり鍋物です。
中でも思い出深い鍋と言えば茨城県大洗で食べた「あんこう鍋」です。

以前サーフィンをしていたので、毎週の様に海へ通っていました。もちろん真冬もです。
特に茨城県は良質なサーフスポットの宝庫で、大洗へは友人がいた事もあり、頻繁に通っていました。

都内からだと普段は日帰りなのですが、たまに泊りで行く事もありました。
真冬の海は、本当に冷たいんです。特に茨城の海は、千葉や湘南と違い、頭が割れそうな位冷たい時があります。そんな極寒の海から上がったある日、地元の友人が「泊りなら名物のあんこうでも食いながら飲もうや。」ということになりました。

連れて行ってくれたのは、地元の人しか知らないような住宅街の真ん中にある和食屋でした。
有名な料理屋で長年料理長をしていたという大将と、おっかさんという感じの女将が、旬の食材を使ってコースの様に出してくれます。

あんこうは、皮からヒレまで捨てるところがない魚です。酢の物、唐揚げ等々をヒレ酒と一緒に堪能すると、メインのあんこう鍋の出番です。キモがたっぷり入った鍋は、殆ど水分を加えず、あんこうから出てきた水分が中心なので、少しオレンジがかった白濁色の超濃厚スープです。
新鮮なあんこうが手に入る地元ならではの美味しさとの事でしたが、その言葉にウソはありません。
鍋のシメといえば雑炊です。あんこうのエキスが全て詰まった栄養満点の雑炊を食べ終わった時には、お腹いっぱいで動けませんでした。

旬の食べ物なので、いつでも食べられる訳ではありません。
あのお店が今でも健在なのかは不明ですが、私にとって冬の食べ物では不動の一番です。

カテゴリー: 冬の食べ物の話   パーマリンク

コメントは受け付けていません。